更年期に太る原因はコレ!食べる工夫で上手く対策
今までと変わりない食生活なのになぜか、更年期になるとプクプクと太り始めます。肥満の最大の原因は食事で摂取されるエネルギーのバランスがとれないために起こることです。加齢とともにエネルギー消費量は少なくなっていくのに対し、食欲はなかなか減りません。
そのため栄養過多状態になってしまうのが主な原因です。太ったからといって無理なダイエットはやるべきではありません。更年期のダイエットはやるべきではありません。栄養が不足すると、さらに更年期症状が重くなる可能性があるからです。そこで、今回はちょっとした意識で食べる量を減らす方法を紹介します。
更年期のストレスで太る
更年期はエストロゲンの減少により、脳信号が混乱し、自律神経が乱れます。すると今まで感じることがなかった家族や友人、職場などの行動や言葉によってストレスを感じることも少なくありません。
ストレスの発散させる方法には、趣味、運動、食事、カラオケなど色々とあります。その中で、食べることが一番てっとり早いストレス解消手段なんです。
甘いもは脳の中で「幸せホルモン」と呼ばれるドーパミンが分泌されます。私たちは経験上それを知っているので、疲れた時に甘いものが欲しくなるのです。体が甘いものや味の濃いものの刺激に慣れてしまうため、同じ刺激を求めてますます甘いものや味の濃いものが欲しくなります。そうして過食へと走っていくのです。
精神面の対策
たくさん食べてしまった後に「食べ過ぎてしまった」「私は駄目だ」と自分を責めしまうと、余計に自律神経が乱れます。そうした不安はうつ症状など他の更年期症状の原因にもなります。
自制ができれば最初から食べ過ぎてしまう事はありません。どうしようもなく食べてしまっているのです。だから、食べ過ぎてしまって後悔するのではなく、「食べてしまったものはしょうがいない!」と切り替えて運動や食事の量を減らすなどして後でフォローすることを考えます。
食べる時に工夫をする
どうしても食べ過ぎてしまう場合は、冷たいものより、温かいものから先に食べます。温かいものの方が、満足感が得られて早めに気持ちが満たされます。そして、何かを食べる時はゆっくり噛んで味わって食べます。味わずに早く食べるより、おいしいと味を感じながら食べるほうが精神的にも満たされます。
日中に食べる
寝る前ではなく、日中に食べるようにする。寝る前に食べてしまうと、食べたものを脂肪として溜めこみやすくなります。それだけではなく、睡眠中も胃や腸を働かさないといけなくなるので、脳や臓器が休めません。
そのせいで、翌朝も胃がもたれていたり、身体がだるくなってしまいます。同時に更年期症状の不安定さを加速させることになります。どうせ食べるなら活動量の多い、朝や昼にします。日中は代謝が高いので、食べ物がすぐにエネルギーとして使われやすい状態です。また、食べ過ぎてしまっても、その後に運動することでカロリーを消費することができます。
カロリー量を考える
お菓子・パン・インスタント食品にはカロリーが書かれてあります。その食べ物を食べたらどの程度の運動が必要か考えてみます。食べたものを消費するのにはどれほどの運動量が必要になるか考えれば、少し食べる量も減ってきます。
運動1時間で消費されるカロリー
ゆっくり歩く(約140kcal)
ジョギング(約380)
自転車(約200)
ラジオ体操(約250)
菓子パンなどの甘い食べ物は(200?300カロリー)あります。1個食べれば1時間の運動をしないと消費できません。
こう考えれば、食べ過ぎも抑えられるかもしれません。食べ過ぎた糖質はいったん肝臓で脂肪に変わります。ブクブクと太ってしまいます。
最後に
食べることを我慢することがストレスに感じるのなら、無理することはありません。食べればいいのです。ただ、その時に、温かいものから食べたり、美味しいと味わってゆっくり食べる、そして食べた後に運動をする!これでいいんです。少しずつできることからすることが重要です。これができたら次のステップとランクアップしていくことで最終的に摂取カロリーを抑えることになります。
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